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アラサーのセックスレスあり?なし?専門家3名の意見とは…?

夜な夜な女子会と称して集まり、結婚や恋愛について話をしても、「夜の悩み」はなかなか友達にも相談しにくいもの。
アラサー世代の切実な「夜の相談」を専門家の方々に持ちかけました。
まずは、セックスレスを中心とした現状について、専門家3名に語っていただきます。

お話をうかがったのはこの3人!

田中俊之さん<右>
(大正大学心理社会学部准教授)
社会学、男性学、キャリア教育論を主な研究分野とする。男性学の視点から男性の生き方の見つめ直しをすすめる論客として、幅広いメディアで情報を発信。著書に『<40男>はなぜ嫌われるか』『中年男ルネッサンス』(ともにイースト新書)『男がつらいよ 絶望の時代の希望の男性学』(KADOKAWA)など。

喜田直江さん<中>
(産婦人科医・形成外科医なおえビューティークリニック院長)
京都府立医科大卒業後、産婦人科医として多数の分娩・手術例を経験。その後形成外科医として形成外科の基本から縫合の技術を、大手美容外科にて美容外科、美容皮膚全般を習得。特に婦人科系の美容手術は日本有数の症例数を誇る。’11年、銀座になおえビューティークリニックを開院。多くの女性の悩みに応えている。

一徹さん<左>
(女性向けAVレーベル「RINGTREE」主宰)中央大学卒業後、公認会計士の勉強中にAV男優として活動開始。女性誌のセックス特集の付録DVDの出演がきっかけで人気に火がつきブレイク、イケメンAV男優として注目を集める。’18年、自身のAVレーベル『RINGTREE』を設立し、女性向けアダルトサイト『GIRL’S CH』で配信をスタート。3 児の父。

アラサー女子が抱える性の悩みについて
専門家が率直にお話してくれました

田中 読者の方々の悩みをお伺いしているとセックスレスに対して、並々ならぬ不安を抱えていることが分かります。
一徹 よく「日本の夫婦はセックスレスが多い」と言われていますもんね。
田中 ここでまず、CLASSY.世代の方に知っておいていただきたいことがあります。統計でみると、CLASSY.世代が大学生だった頃= ’05年の女子大学生のセックス経験率は62・2%で統計史上最高。同年は女子高生もセックス経験率30%で、男子高生を上回っているんです。CLASSY.世代=ʼ05年に高校生か大学生だった女性は、日本の歴史上一番セックスしてきている世代ということになるんです。
一徹 マジか…。あの頃を振り返ると、過激な漫画の『NANA』も流行していたし、確かにお盛んな時代だったかもしれません…!
田中 セックスへの強いこだわりや、セックスレスへの不安は、実は自分たち世代の固有の不安なんだ、と知識として知っているだけで全然違うと思います。
一徹 でも、そもそもセックスレスに定義はあるんでしょうか。
喜田 健康なカップルで月に1回、性行為がなければセックスレスと言われています(※注参照)。ちなみに日本は回数が少ない上に、世界的に見てセックスの満足度も低いんです。田中 でも仮に1カ月以上1回もセックスがないとしても、それが本当に問題なんでしょうか。「セックスしなければいけない」っていうほうが辛くないですか?
一徹 死ぬほど辛いですね。「勃ち待ち」してる時の僕、命削ってるって言われますもん。
田中 医学的に、射精しないと体に悪いということはあるのでしょうか。
喜田 そんなことないですよ。自然に体内に吸収されます。射精しないで生きている男性はたくさんいると思います。

田中 日本の場合、子育て支援の環境がなく、社会的にもセックスレスになる要因がたくさんあるのに、あたかもセックスレスは夫婦の問題、というのはかわいそうかなと思います。そうなるとやはりセックスレスの定義はなかなか難しい、というのが僕の理解です。一徹 僕が考えるのは、世の中「セックスレスが悪い」みたいになってるけど、もう少しセックスへのハードル下げませんか、ということ。どこまでがセックスかという話になるけど、射精して終わりとかじゃなくて、ただ肌がくっついているだけとか、そういう時間をつくることで解決できないかなって。もうセックスじゃないですけど、触れ合う時間があればいいんじゃないかなって思います。
喜田 それができるって仲がいいっていうことですものね。
一徹 セックスレス=私は愛されてない、人と違うとは思わないで、今はほぼみんながセックスレスな時代だから、その上で2人の触れ合いのプラスαがあれば幸せだと考えてもらえるといいなと思います。

――出産後の体の変化についても読者は気になるようです

喜田 女性は授乳中、プロラクチンというホルモンが分泌されるので性欲が減退します。
一徹 男性側もこれを知っておかないと、断られ続けるとショックを受けてしまいますね。
喜田 赤ちゃんが膣の中を通って出てきますから、膣は出産により必ず広がります。ある程度は戻りますが、最近は高齢出産が多いので戻りにくいことが多いですね。

一徹 体操とか縫ったりとか聞きますが…?
喜田 そうですね、会陰切開したり裂ければもちろん縫いますが、助産院で産んだ場合、また会陰マッサージで伸ばしていると裂けないのでもちろん縫いません。裂けなければ産後は楽ですが、やはりすごくゆるみます。体操で筋肉は戻っても、膣内の伸びてしまった壁はなかなか戻らないので、授乳が終わって久しぶりにセックスして「ゆるくなった」と男性が感じることは多々あると思います。でもそれを女性に言う男性は少ないのではないでしょうか。
一徹 セックスへの不満や要望を伝えることはデリケートな問題ですからね。読者の方の悩みでも多いようですが、伝え方のポイントは「よかった時は2割増し、あんまりな時は鬼のスルー」。男性も良かれと思って愛撫しているので、イッたふり、気持ちいいふりなどせず、これが正解!を分かりやすく教えてあげてほしいです。
喜田 きつく言われると、男性でも女性でもすごく傷つくと思うので言い方は本当に大切。一徹さんがおっしゃったように褒めながら伝えるのがいいですね。

田中 セックスが合わない彼との結婚を悩まれている方に伝えたいのは、結婚後はセックス以外のことで重要なことがたくさん出てくるので、セックスが合わないこと自体はさほど問題ではなくなってくるということ。ただ、セックスでまったくコミュニケーションがとれていないなら、そのカップルはほかの面でもコミュニケーションがとれていないのでは? セックスの不一致やセックスレスに悩んでいたとしても、その点だけにとらわれずに、2人の関係をもっと俯観的にみることが必要なのではないでしょうか。問題をひいて考えない限り、その悩みは解決しないのかも知れません。

後編では、CLASSY.世代のリアルな悩みについて、3人がそれぞれ回答していただいています。
7月27日(金)アップ予定です。どうぞお楽しみに!
撮影/平井敬治 取材/川西麻依子

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