彼女を自分の男友達に会わせた時、「お前の彼女、いいコだね。お前にはもったいないよ」なんて言われたら、彼女を自慢に思う反面で、“友達が彼女を好きになったらどうしよう”と、彼氏はドギマギするはずです。
そんな時、男性は単純なため、“この子を絶対に手放せない”と思うそうです。そんな風に思ってもらえる秘訣とは?
2人の女性の例を参考に見てみましょう。
1.結婚するなら、か弱い女より肝の据わった女性
大学時代の友達と総勢10人でバーベキュー。雅紀さん(32歳・仮名)は、付き合って半年になる英美香さん(32歳・仮名)を連れて参加したそうです。
「彼女がいるヤツは、それぞれにパートナーを連れて来ていました。女子が材料の下ごしらえを始めたんだけれど、その中で英美香の手際の良さが際立っていて。キャベツをザクザク切ったり、野菜の皮むきもピューラーを使わずに、包丁でスルスルむいていって、いかにも料理に手馴れている感じでした。こういう時に普段料理をしているかどうかがわかるんですよね」
さらに、料理中に黒いハチのような虫が飛んできたといいます。女子たちは、悲鳴をあげてその場から逃げ出したそうですが、英美香さんは、「大丈夫だよ〜」と鍋の蓋を宙で左右に大きく振って虫を追い払ったのだとか。
「それを見ていた男友達が、『英美香ちゃん、カッケ〜。男前だね。惚れる!』って言ったんです」
か弱い女性よりもどこか肝の据わった女性は、男性の目にはカッコよく映るものです。
「惚れる? 『いやいやいや、英美香は俺の彼女だし!』って思いましたよ(笑)」
このバーベキューの日を境に、雅紀さんは英美香さんを“誰にも渡ししたくない”と思うようになり、急速に結婚を意識するようになりました。
2.彼女の優しい気遣いにじ〜〜〜ん
幸雄さん(34歳・仮名)は、婚活歴2年。なかなか意中の女性には出会えずにいました。そんな時に、お見合いから交際に発展した望美さん(31歳・仮名)には、これまでの女性とは違い、どんどん惹かれていきました。そして、ある出来事から“もう手放したくない”と思ったそうです。それは、こんな出来事からでした。
2泊3日の沖縄出張に行く前日に、デートをした時のこと。
「明日から、出張ですよね。よかったらこれを使ってください」と、別れ際に小ぶりの手提げ紙袋を手渡されました。
家に帰ってきて中を見てみると、足のむくみ防止の男性用靴下と携帯できる温感アイマスクが入っていました。
メッセージカードも添えられていて、『飛行機に乗ると足がむくむから、履いてくださいね。パソコンで目が疲れた時に、この温感アイマスクでじんわり目を温めると気持ちいいですよ』と書かかれていました。
翌日、早速靴下を履き、飛行機の中ではアイマスクを目の上に乗せて仮眠を取ったそうです。着陸のアナウンスが入り、アイマスクを取ってバッグにしまおうとした時、一緒に出張にきた同僚に聞かれました。
「お前、いつもアイマスクなんて持ってこないのに、今回はどうしたの?」
そこで、お見合いで出会った彼女とお付き合いをしていて、その彼女からのプレゼントだということを話したそうです。
「マジか。お見合いでそんなに気のきいたいいコに出会えるの? 俺も本格的に婚活始めようかな。お見合いって、どうよ。それって結婚相談所? 婚活アプリ?」
彼女との出会いを根掘り葉掘り聞かれているうちに、“一刻も早く彼女にプロポーズをしなければ、ライバルが現れるかもしれない”という気持ちになったそうです。
沖縄出張中に考えていたのは、望美さんのことばかり。お土産には“ちゅら玉のネックレス”を買い、帰ってきて初めてのデートでそれを渡しながら、「結婚を前提に付き合ってください」と、改めて真剣交際の申し込みをしました。
それから3か月後には、2人で沖縄旅行に出かけ、青い海をバックにプロポーズをしたそうです。
いかがでしたか? どちらの女性も彼の周りの友人や同僚に気に入られたことが、彼を焦らせるきっかけになり、急速に結婚を意識させることにつながりました。
“この子を絶対に手放せない”と思ってもらうには、まずは彼の周りの人に気に入ってもらうことが大切なのかもしれませんね。
文/鎌田れい 画像/Shutterstock(mimagephotography、Maksym Povozniuk)
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