アラサーともなると、20代前半の頃より仕事の責任が重くなったり、プライベートでは結婚相手としてふさわしいかどうか見極められたりすることが多くなるでしょう。
そうした仕事の能力や生活力を磨くことも大切ですが、意外と見落としがちなのが“言葉”です。
漢字を間違えたまま覚えていて恥ずかしい思いをした……ということのないように、今回はアラサーなら読めないと恥ずかしい漢字をご紹介します。
1.「白湯」
水を沸かしただけで、何も入れていないお湯のことを「白湯」と言います。
水を沸騰させてから冷ますこと(湯冷ましという)でカルキなどの不純物が飛び、通常のお湯よりもまろやかな味わいになるそうです。
そんな「白湯」の正しい読み方は……「さゆ」。
「しろゆ」「はくゆ」などと読み間違えないように気を付けましょう。
2.「産湯」
「生まれたての赤ちゃんが最初に浸かるお風呂」のことを「産湯」と言います。産湯に入れることで身体に付着した羊水や血液を取り去ったり、赤ちゃんの身体を温めたりするそうです。
「産湯」を「さんゆ」と読んでしまう人は少なくありませんが、「産湯(うぶゆ)」と読みます。
ちなみに初めての場合は「産湯」ですが、日々赤ちゃんが入るお風呂のことは「沐浴(もくよく)」と言うので、併せて覚えておくといいでしょう。
3.「許嫁」
アラサーにもなると、“結婚”に関する話を聞くことが増えるのではないでしょうか。「許嫁」も結婚に関する言葉のひとつで、“結婚の約束をした相手”のことを言います。
「許嫁」という言葉は、元々「言い名づけ」からきているそうで、かつて男性の家に嫁入りする形の婚礼が増えてきたころ、新しく男性の家に入った女性に“言い名”をつける約束があったそうです。“言い名を約束をした間柄”が「イイナズケ」となり、この言葉が生まれました。
そんな「許嫁」の正しい読み方は……「いいなずけ」です。
意味も併せて覚えておきましょう。
4.「乳離れ」
赤ちゃんが成長して、母乳を飲まなくなることを「乳離れ」と言います。子どもがすくすくと成長していくのは喜ばしいことですが、同時に「寂しい」と感じる人も少なくないそうです。
そんな「乳離れ」の正しい読み方は……「ちばなれ」です。
「乳」を「ちち」と読むことから、「ちちばなれ」と覚えている人が多いこちらの漢字。現在では「乳離れ」と同じ意味の「断乳」「卒乳」といった言葉もよく用いられています。
いかがでしたか? 今回ご紹介した漢字は、できれば全問正しい読み方で覚えておきたいものです。
もし今回読めなかった漢字があれば、この機会にしっかりと覚えておきましょう。
参考文献
根元 浩『杏仁豆腐はキョウニンドウフが正しい!大人が読み間違うと恥ずかしい漢字』(中央公論新社)
文/大内千明 画像/Shutterstock(WAYHOME studio、Syda Productions、Sandrinka、Roman Samborskyi、Africa Studio)
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