普段が正しく読んでいると思っている漢字ですが、正しく読んでいるつもりで間違っていた……なんて、社会人としては避けたいところですよね。
今回はビジネスシーンで読み間違いが多い漢字を紹介しますので、正しく読めているか確認してみましょう!
■廉価
値段が安いことの意味ですが、最近はこれを“けんか”と読んでしまう人が多いのだそう。正しくは“れんか”と読みます。「廉」の字があることにより混乱してしまうのでしょうが、ビジネスシーンでも「廉価販売」などとよく使われる言葉ですので間違いのないように覚えておくといいでしょう。
■代替
違うもので補うことを“代替”と言いますが、この漢字も誤って読んでいる方が多いようです。さて、皆様はなんと読んいますか?
正しくは“だいたい”と読みます。読み間違いとして多いのは“だいがえ”ではないでしょうか。
あまりにも“だいがえ”という読み方が定着しているため、“だいたい”と読んだ際に「読み方、間違えているよ」なんて指摘されたという仰天エピソードも耳にするほど! 正しい読み方をしっかり頭に入れておきましょうね。
■遵守
よく「会社の遵守に従って~」など書面に書いてあったり社内での説明を受けるときなどに、見聞きしたことがあると思います。この漢字もよく読み間違いが多い漢字にあたりますが、“そんしゅ”と読んではいませんか? 実は、“じゅんしゅ”と読みますので注意しましょうね。あまり口にする機会のない漢字ではありますが、大切な書面のやりとりなどで見かけることのある漢字なので、要チェックですよ。
■八百万
そのまま“はっぴゃくまん”と読んでしまうと、ちょっと恥ずかしいかもしれません。こちらは“やおよろず”と読むのが正解で、意味は「無数の」「非常に多くの」という、大きなイメージの数を表しています。
「八百万神」という古代日本の神の概念から来ている言葉です。パッと見ただけでは読み間違いをしてしまいそうですが、前後の文脈の流れから意味を把握して、勘違いをしないようにしたいですね。
■出納
金銭や物を出し入れすることを“出納”と言い、会社で経理を担当している方には馴染み深い漢字かと思われます。しかし、馴染み深いからこそ、誤った読み方が定着している漢字ともいえるでしょう。
よく“しゅつのう”と読んでいる方がいますが、正しくは“すいとう”と読みます。読み間違えたら丸わかり! なので、特に覚えておくようにしましょうね。
読み間違いが多い漢字をご紹介しましたが、きちんと読むことができましたか? 今回の記事を参考に、うっかりと読み間違えて恥ずかしい思いをしないよう、今から覚えておくようにしましょうね!
参考文献
講談社校閲局『日本語の正しい表記と用語の辞典 第三版 』講談社
文/前濱瞳 画像/Shutterstock(TierneyMJ、Dean Drobot、Ekaterina Pokrovsky、TierneyMJ、Have a nice day Photo、Rawpixel.com、Solis Images)
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