あなたの周りに“パワハラ上司”はいませんか? パワハラとは、同じ職場の部下に対して、自分の地位を利用して部下に苦痛を与えることを意味します。そんなパワハラ上司に衝撃的な一言を言われて、思わず「こんな会社辞めてやる!」と思った経験もあるのではないでしょうか。そこで今回は、“パワハラ上司から言われた衝撃の社会人マナー”を、筆者の体験談をもとにご紹介いたします。
■「こんな簡単なことも覚えられないの?」
新しく教えてもらった仕事で、いきなりこんなことを言われたら……。ちょっとやる気が削がれてしまいそうです。仕事に慣れている上司としては簡単なことなのかもしれませんが、その仕事を初めて行う人は、覚えるまでにある程度時間がかかると思います。自分と相手でその仕事に対する経験が全く違うのに、同じ成果を求められても困ってしまいますよね。
特に中途採用の場合、業界や会社が違うだけで仕事の内容ががらりと変わってくるのに、社会人経験があるからと、慣れないうちから高いレベルのことを要求されることも……。思いやりのないパワハラ上司は、“自分ができることは相手もできて当然”と考える傾向があるようです。
■「(飲み会の場で)こういうときは飲むんだよ」
お酒が飲めないと言っているのに、無理に勧めてくるパワハラ上司もいます。お酒が好きな人にとっては、お酒が飲めない人の気持ちがあまり理解できず、「少しくらいならいいじゃない」と思っている場合も……。
また、体質的に受け入れない食べ物を無理に食べさせようとするのも、パワハラの一種と言えるでしょう。こういう上司との飲み会には行きたくないと思ってしまいますよね。
■「あと5年は結婚しないでね」
上司としては、部下に長く勤めて自分の手足となってほしい気持ちがあるのでしょう。しかし、結婚や出産といった人生における重要なライフイベントは、誰かに制限されるものではありません。
自分の都合だけで余計なプレッシャーをかけてくるパワハラ上司には要注意! 仮に妊娠・出産後に職場復帰したとしても、子供のいる状況をなかなか理解してくれないかもしれません。
■「あなたが休むと周りに迷惑がかかるのよ」
休みをとることを反対する、または嫌味を言って休ませないようにするパワハラ上司もいます。しかし、有給休暇は労働基準法で定められた権利のため、上司が取得の可否を決められるわけではありません。繁忙期など、タイミングによっては休むのを避けた方がいい時期もあるでしょう。しかし、休みをとるたびに嫌な反応をされたり、そもそも休みづらい雰囲気だったりするのは、パワハラの可能性があるかもしれません。
パワハラ上司は、自分がパワハラをしていることに気付いていないケースが多く、部下が一方的にストレスを抱え込む形になりがちです。もし「これってパワハラかも……」と思うようなことがあった時は、まずパワハラの内容を記録して、信頼できる人や会社の人事部などに相談しましょう。ひとりで抱え込まないことが大切です。
文/大内千明 画像/Shutterstock(Nattakorn_Maneerat、Dmytro Zinkevych、Kitti Tantibankul、wavebreakmedia)
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