「貯金ゼロな年下彼氏と別れるべき?」結婚したい30歳金融女子が進むべき道

年下彼氏はまだ将来のことなんて真剣に考えていないんだろうけれど、私は本気で結婚したい……。そんな悩みを抱えている年上女子も多いのでは?

今回は、貯金がゼロで自由奔放な生き方を望む年下の彼氏と、付き合い続けるか悩んでいる女性の悩みに、恋愛マスターのくじらがお答えします。

■パートナーとして歩んでいけるのか不安です

■パートナーとして歩んでいけるのか不安です
出典: Africa Studio/Shutterstock

【相談内容】
丸の内の金融に勤める30歳の女性です。

現在、4つ年下の彼と1年ほど付き合っています。結婚を視野に入れ1カ月前から同棲も始めました。しかし、一緒に暮らし始めたら、彼が将来のことを真剣に考えないタイプなんだと知り、今、別れを考えるほど悩んでいます。例えば、給料はすべて洋服や交際費につぎ込み貯金がゼロだったり、急に「フリーランスとして働きながら、世界一周でもしようかな」と言い出したり……。私はどちらかというと心配性で貯金もするし、彼には安定した会社で勤め続けてほしいと思うのですが、自由奔放な年下の彼の考えについていけなくなってきています。将来一緒に生きていけるのか、と聞かれると不安でしかありません。彼のことが好きだからこそ、悩んでしまいます。

■結婚に対する先入観が強すぎる

■結婚に対する先入観が強すぎる
出典: Dmytro Zinkevych/Shutterstock

あなたが持っている結婚のイメージはあなたの都合であって、それに彼が同調しなければいけないなんてことはない。貯金したかったらあなたがすればいいし、彼が同額貯金しなくちゃいけないなんてこともない。自分がこれだけ彼のことを思っているんだから彼はその思いに応えなくちゃいけないという思い込みを捨てるのだ。その上で、二人だけの結婚の形を模索していけばいい。お金のことだって共働きなのか、彼が稼ぐのかあなたが稼ぐのか話し合って決めていいのだ。お金を稼ぐのが得意なほうだけ働いて、片方はサポートに回ってもいい。フリーランスで世界一周したいなら、どこででも二人分稼げる仕事の形態を作ればいいだけの話ではないか。そしたら二人で世界を周れるぞ。

■相手を自分色に染めようとするな

■相手を自分色に染めようとするな
出典: Stock-Asso/Shutterstock

あなたの普通は彼の普通ではないのだ。自分の普通に恋人を押し込めようとするのは愛でもなんでもない。愛とは相手を自分色に染めることではなく、相手の色をそのまま愛することだ。好きだけど彼を受け入れられないというのは矛盾している。彼のありのままを受け入れるからこそ愛があるのだ。結婚して日本に家を構えて子供を作って、貯金したお金で育てていく。みんながみんな、こういう従来の普通を求めているわけではない。

極端な話、家なんか持たずに世界を転々としながら結婚生活を送りたいという人もいるだろう。結婚に普通の形などないのだ。結婚という制度を利用したいのであれば、私はこういう結婚生活を作っていきたい、あなたはどんな結婚生活を送りたい?ときちんと話し合うのだ。そのお互いの結婚生活の着地点が見つからないのならば結婚なんかしないほうがいい。結婚制度は無理して利用するようなものではない。

■愛に重点を置け

■愛に重点を置け
出典: Flystock/Shutterstock

結婚は将来の安心感を得る為のものでもない。結婚の目的はたった一つ、「一緒にいようね」ってことだけなのだ。結婚にその他の条件を持ち込むと本来の目的を見失う。シンプルに、一緒にいる為の形を作る。そのライフスタイルは二人独自のものであっていい。そこに愛があれば、お互いの居場所はきっと作れる。条件で不安を解消しようとするのではなく、愛で困難を乗り切るのだ。愛にとことん重点を置け。

オレはそう思っちゃうんだよね。

 

文/くじら
小手先の恋愛テクニックがもてはやされる現代で、圧倒的な熱量で恋愛を語る恋愛マスター。アメーバ公式ブログは月間70万PV。
恋愛マスターくじらのオフィシャルブログ~君はモテないんじゃない、フラれてないだけだ~
くじらの恋愛相談LINE@
くじらのメルマガ
くじら (@Quddila) | Twitter

画像/Shutterstock(wavebreakmedia、Africa Studio、Dmytro Zinkevych、Stock-Asso、Flystock)

Feature

Magazine

最新号 202405月号

3月28日発売/
表紙モデル:山本美月

Pickup