あなたの周りにも、上司や同僚、取引先の人から、なぜか好印象な人っていませんか? 仕事がずば抜けてできるわけでもないのに、なぜか気に入られる人には好印象を与える秘密があるようです。今回は、マナー講師として活動している筆者が、好印象を与えるワンポイントについて紹介します。
(1)上司との他愛もない雑談もコミュニケーションのひとつ
上司と2人っきりになった途端、どんな話をしようかとあたふたしてしまい、おかしな空気になるなんてことを経験したことがある人もいるのでは? しかし、この他愛もない会話がきっかけで、仕事のひらめきに繋がったり、上司との関係が急接近するなんてこともあるんです。そんなチャンスを逃さないよう、自分のなかに雑談ネタをストックしておくといいかもしれません。例えば相手の出身を伺うことでその土地の話で盛り上がったり、趣味の話をするのもおすすめです。気をつけたいのが、病気の話など、暗い空気になりやすいネタ。雑談にはなるべく明るい話題を振るようにしましょう。
(2)謙遜風な言葉遣いは悪印象のモト
取引先でよくあるシーンが「お茶とコーヒー、どちらになさいますか?」と尋ねられることでしょう。そんなときに「あ、お茶でいいです」なんて不躾な回答はスマートではありません。ビジネスパーソンとして好印象を与えるには、きちんと意思を表示した「お茶をお願いします」と言い切りの言葉遣いがベターです。「~でいいです」という言葉遣いでは、まるで妥協したかのような悪印象を与えてしまうので要注意なんです。こういった場面だけではなく、様々な選択をせまられるシーンにおいて、謙遜しているような態度は気をつけましょうね。
(3)言い訳は周りのモチベーションを奪う4D言葉
マナー講師としてセミナーをしていると、みなさんがつい口癖になってしまっている“言い訳の4D言葉”があります。これは「でも」「だって」「どうせ」「ですが」というマイナスの言葉たちです。ディスカッションなどをしているときに、つい口にすることで、周りのモチベーションを下げる悪印象な言葉遣いです。悪意がなくとも、口癖になってしまっている方が多いので、気をつけてください! 深い意味はなくても「でも〜」と否定を前提として話し始めてしまっている方は、4D言葉を改めるだけで印象が変わります。
いかがでしたか? 気がつかないうちになんとなくやってしまっていた行動が、相手に不快な気持ちを与えてしまっていたかもしれません。少しの気配りで、今までよりもグッと好印象に近づけるはずですよ。
参考文献
真山美雪『人間関係が楽になる気づかい&マナー事典』池田書店
文/前濱瞳 画像/Shutterstock(Sergey Nivens、Franck Boston、lOvE lOvE)
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