必死に婚活をしていても、なぜか次のデートに繋がらないと悩んでいる女性も多いのではないでしょうか?
そこで、結婚相談所の仲人としても活動している筆者が、男性からプロポーズを受けた女性の特徴をご紹介します。
■年齢や見た目ではなく“気遣い”
男性会員、正樹さん(35歳、仮名)のお話しです。
彼は、8つのお見合いをして、28歳、31歳、35歳の3人の女性とデートを重ねた結果、正樹さんは、私にこう言いました。
「僕は、真由子さん(仮名)と、真剣交際に入りたいです」
真由子さんというのは、3人の中で一番年長、見た目も地味な35歳の女性。28歳の女性は、目がクリッとした犬顔の可愛らしいタイプで、31歳の女性は、目鼻立ちの整った美人タイプ。合コンや婚活パーティに3人で参加したら、人気なのは後者の2人のはずなのに、なぜ正樹さんが、35歳の真由子さんを選んだのでしょうか?
■デート前に万札を千円札に両替しておく
28歳の女性は、最初の食事の時に、「あの、お勘定は?」と聞いてきたそうです。「ここは大丈夫ですよ」と言うと、それっきり食事をしてもお茶をしてもいっさいお財布を開こうとせず、「ごちそうさまでした」と、笑顔で可愛らしく言うだけ。
31歳の女性は、食事の後に、「おいくらですか?」と出そうとする。「ここは大丈夫です」と言うと、「じゃあ、次のお茶は私にご馳走させてください」と言って、次のお茶代は彼女が払ってくださったとか。
35歳の女性は、食事を終えて、「ここは大丈夫です」と言っても、必ず金額の半額に近い千円札を、「取ってください」と出して来た。彼女はデートの前には万札を両替して千円札にし、トータルの金額の半額よりもすこし少ない額を渡すという心使いを忘れなかったんです。
■出張前に男性が欲しいものとは?
正樹さんが1週間タイへ出張に行くことになったときの対応も三人三様。
25歳女性は、「私、タイ料理大好きなんです」といい、その夜はタイ料理デート。
31歳女性は、タイに旅行したことがあったようで、デートの間中、タイ旅行の話を楽しそうにしていたそう。
35歳女性は、その日も食事代の半額を千円札で手渡し、別れ際に、「お荷物になるかもしれませんが、機内で疲れないように使ってくださいね」と、膨らまして使うネックピローを持ってきてくれたのです。
正樹さんは、言いました。
「真由子さんといると、優しさにグッとくることが多いんです。優しくされると、僕も守ってあげたいなって思うんですよ」
■プロポーズされない女性の特徴
仲人という立場から婚活している女性たちを見ていると、“今のままでは結婚相手を見つけるのは難しいな”という人たちがいます。
それは、自分の見た目に自信のある美人で、相手を“選ぼう”“選ぼう”としている人たちです。
確かに男性のとっかかりは見た目です。
しかし、恋愛と結婚は明らかに違う。男だってバカじゃないから、“長い人生、誰と一緒に暮らしたら自分が幸せでいられるのか”を考えます。また、男性はちょっと手の届かない高嶺の花を手に入れたいというオスとしての願望もあるのですが、いざ結婚となると、“身の丈”を考えます。
綺麗に着飾りヘアメークにも抜かりのない“高嶺の花”を手に入れたとしても、自分の給料で、その花をいつまでも美しく咲かせておくことができるのか、考えるでしょう。
婚活とは、そもそもどういうことなのでしょうか? それは、婚活という市場の中に自分を棚卸することです。独身女性という商品は、あなただけではありません。どんなにピカピカに自分を磨いて自己アピールをしても、手に取ってもらった時に、相手を“選ぼう”“選ぼう”としていたら、棚に戻されてしまう。“選んでもらう努力”をしている女性が、最終的に男性に選ばれるのですよ。
文/鎌田れい 画像/Shutterstock(Kryvenok Anastasiia、pink panda、Erica Smit、TravnikovStudio、Borysevych.com)
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