離婚の理由には、『性格の不一致』がもっとも多く挙げられますが、そもそも『性格の不一致』とは何なんでしょう? わかったような、わからないような……。
女性が結婚が失敗したと感じたときに、離婚を決意する理由をズバリ解明します!
■愛だけじゃ結婚は続かない
『性格の不一致』を価値観や好みの違いとする場合もありますが、結局のところは金銭感覚の違いです。お金が離婚の原因になるケースがとても多いんです。年収、趣味に費やすお金、節約や貯金に対する意識など、お金について「え、そんな風に考えてたの?」と疑問に感じると、パートナーが一瞬で遠い存在になってしまうのです。
また、結婚したあとで浪費家だとわかったり、隠していた借金が暴露したりするのも、愛が冷める大きな理由。金の切れ目が縁の切れ目とは、まさにそのとおり。結婚とは生活そのもので、愛だけでは続かないのです。
■夫のムダ遣いに結婚を後悔する妻
趣味にこだわりを持つ男性は、それなりの額を費やすものですが、妻にはそれが理解できません。ムダ遣いにしか思えないので、「そんなモノ買うくらいだったら、食洗機でも買ってよ」と言いたくなります。
一方、男性には趣味が唯一の息抜きと考える人が多く、その楽しみさえ奪われると「やってらんない」と気持ちが萎えるはず。趣味・好みが違う夫婦の場合、この論争は平行線をたどり、理解し合えないことが多いでしょう。
また、ショッピング好きな浪費家のパートナーに対しては、愛が冷めるどころか、恐怖感すら覚えるもの。「こんな人と一緒にいたら、私の人生メチャクチャになる」と、離婚することで自分を守ろうとするのです。
■「稼ぎが少ない」「働きもしないくせに」というモラハラ
夫の収入が少ないことに文句を言ったり、専業主婦の妻を見下したりするのは、最近ではモラハラとみなされます。お金をきっかけにしたケンカは離婚につながりやすく、夫婦の絆を壊しやすいでしょう。逆を言うと、たとえ月収が少なくても、夫は努力していて妻もそれを理解できれば、離婚はしません。そして、専業主婦の大変さを汲める夫が、お金を稼いでいる自分だけが偉いわけではないと思えば、夫婦間に溝ができることもないはず。
いかがでしたか?
筆者も離婚を経験していますが、原因は夫のお金に対する甘さでした。交際していた頃から「自分とはちょっと違うのかな」と思っていましたが、この感覚の違いが命取りになったのです。
お金に関しては、結婚する前のチェックが絶対に必要ですし、少しでも違和感を覚えたら夫婦にはなれないと思ったほうがいいかもしれません。
文/沙木貴咲 画像/Shutterstock(fizkes、Antonio Guillem、Just dance)
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