数年前のこなれカジュアル時代のブームとはトレンドが一転した今、知っておくべきスニーカーとは? 『東京スニーカー史』の著者であり、『UOMO』や『MEN’S NON-NO』で活躍する小澤匡行さんに、今注目すべきブランドやモデルを教えてもらいました。
人とカブらないオシャレなスニーカーをチェック!
01、Chloé(クロエ)
レザー、メッシュ、パイピングの使い方に高級感とスポーティが共存
「数年前までの甘くフェニミンなムードから、マニッシュな雰囲気に変化したクロエ。男性っぽいスタイリッシュなフォルム、それでいてコンサバなカラー。スポーツブランドにはない魅力で品よく履けるはず」スニーカー「Sonnie」¥73,000(クロエ/クロエ カスタマーリレーションズ)ワンピース¥26,800(COOMB/キャノンクリエーション)
02、UGG®(アグ®)
分厚い軽量ソールのデザインがカッコいいと話題
「UGGは最近スニーカーに注力していて、シープスキンブーツで培った快適さの追求はブランドならではの個性。このモデルはクッショニングがフカフカで1日履き続けても楽。シュータンのゴムとジップでフィットさせる構造も斬新です」ジップスニーカー「805 X MLT」¥22,000(アグ®/デッカーズジャパン)デニムパンツ¥3,990(UNIQLO)
03、MARNI(マルニ)
ストラップとストレッチ素材の組合せにはサンダル的魅力が
「毎シーズン新作スニーカーが注目されるマルニですが、このモデルは今や定番的な存在。デザインはスポーティ、カラーリングでファッショナブルに昇華していて、普段スニーカーを履かない人でも選びやすいと思います」スニーカー「ダブルベルクロスニーカー」¥64,000(マルニ/マルニジャパン)
04、KARHU(カルフ)
ナチュラルなカラーリングが特徴で服と溶け込みやすい
「日本には近年上陸。どんどん認知度が高まっている、歴史のあるフィンランドのシューズブランドです。多色使いなのに落ち着きがあり、CLASSY.世代におすすめ。このモデルは’90年代のエッセンスを取り入れたランニングシューズ」スニーカー「FUSION 2.0」¥15,800(カルフ/シードコーポレーション)ワンピース¥8,996(ファビア/オットージャパン)ソックス¥600(靴下屋/タビオ)
05、D.A.T.E(デイト)
メンズと同じデザインが中心だからカッコよく履きこなせる
「メンズからスタートしたイタリアのスニーカーブランド。レディースの方が色鮮やかなものが多い気がします。スポーツシューズとして捉えるよりは、ファッションの一部としてスニーカーを考えられるブランド」スニーカー「FUGA」¥31,000(デイト/ティースクエア プレスルーム)ロングシャツ¥9,900(ノーク)レギンス¥990(UNIQLO)
06、A.P.C(アー・ペー・セー)
ダッドシューズの部類なのに野暮ったくダサく見えないのが凄い
「ミニマルなのにボリューミーで、スポーティさは控えめ。清潔感のあるデザインで、ダッドシューズに抵抗がある女性にはちょうどいいバランス」スニーカー「RUN AROUND」¥29,000(アー・ぺー・セー/アー・ペー・セー カスタマーサービス)
07、OUR LEGACY(アワー レガシー)
若いメンズの憧れ的ブランド。その流れからスニーカーも話題に
「スウェーデン発、北ヨーロッパ圏を代表するメンズウェアブランド。とにかくシンプルですが、洋服ブランドが作るスニーカーは、やはり合わせやすい」スニーカー「MONO RUNNER」¥58,000(アワー レガシー/エドストローム オフィス)
08、EYTYS(エイティーズ)
ヒールに慣れた人にも優しい厚いソールが特徴
「スウェーデン発シューズブランド。ベーシックなデザインに厚底を取り入れたモデルとしてモード界で注目され、H&Mとのコラボも話題に。スニーカーに合わせる服はスポーティやカジュアルであるべき、という概念を覆してくれるデザインが多いと思います」スリッポン「DOJASO COATED」¥22,700(エイティーズ/エドストローム オフィス)ワンピース¥2,768(神戸レタス)
【上から】
09、VEJA(ヴェジャ)
社会問題解決を目指しスニーカーを作るパリのブランド
「2018AWから日本に本格上陸。見慣れたベーシックデザインが多く合わせやすいことに加え、ブランドコンセプトに好感が持てるので、ぜひ注目を。環境や労働賃金の問題に向き合うため原材料から作っていて、使用する素材の由来も面白いんです」スニーカー「V-10」¥20,000(ヴェジャ/シードコーポレーション)
10、REPRODUCTION OF FOUND(リプロダクション オブ ファウンド)
各国のミリタリートレーナーシューズを今の時代っぽい色や素材で再現
「2016年にスタートした国内ブランド。1950~90年代の軍用
シューズを、由来の国のファクトリーと今の技術を用いながら
作っています。復刻ではないからモダンだし高級感もあり」ス
ニーカー「FRENCH MILITARY TRAINER」¥23,800(リプロ
ダクション オブ ファウンド/アイ ファウンド)
11、SOLOMON(サロモン)
フランス発らしい品があるからハイテクスニーカーでも小粋
「山登り靴に見えるサロモンですが、洗練されていて合わせやすく、色のトーンも絶妙にオシャレ。ヨーロッパでもシェアは随一のブランドで、アウトドア業界のアップルと言いたくなる革新性を履きながら楽しんでほしい」スニーカー「SENSE RIDE 2GORE-TEX INVISIBLE FIT」¥19,000(サロモン/サロモン コールセンター)
12、NOVESTA(ノヴェスタ)
東欧らしい素朴な顔つきが上品な印象に繋がる
「軍用シューズを作っていたスロバキアの靴工場が手がけるオリジナルブランド。とにかくシンプルなのが特徴。このモデルは1988年にオリンピック選手向けに作られたマラソンシューズがベース」スニーカー「MARATHON LEATHER TRAIL」¥30,000(ノヴェスタ/ノヴェスタジャパンオフィス)
13、Erik Schedin(エリック シェディン)
”Off White Suede Sneaker”
プレーンなのにそこはかとなく品が香るバランスのよさ
「スウェーデンのブランド。まだ認知度が高くはないけどそこがいい。クセがなさすぎるのがクセと思ってしまうくらい、北欧らしいミニマムなデザインです。メンズライクな細身のフォルムはベーシックなボトムスと好相性」スニーカー¥39,000(Erik Schedin/1729AGENCY)ワイドパンツ¥8,900(ノーク)バッグ/スタイリスト私物
14、ASICS TIGER(アシックスタイガー)
”GEL-DS TRAINER OG”
洋服と靴の雰囲気のギャップを楽しめるモードっぽさがいい
「言わずと知れたアシックスは日本人なら誰もが納得する歩きやすさ。今、ファッション業界から改めて注目されていて、本気のランニングシューズを履いている海外デザイナーの姿をよく見かけます」スニーカー¥14,000(アシックスタイガー/アシックスジャパン お客様相談室)コート¥12,900(イマージュ)パンツ¥8,900(ノーク)
15、HOKA ONE ONE®(ホカ オネオネTM)
”BONDI 6”
浮遊感すら覚える履き心地は体感したら離れられない
「一度聞いたら忘れないネーミングですが、トレイルランニングの分野で有名になったフランスのブランド。素足感覚でありながらクッション性もある革新性で話題に。このブランドをチョイスしていること自体、今っぽさの象徴です」スニーカー21,000(ホカオネオネ™/デッカーズジャパン)パンツ¥1,490(GU)バッグ/スタイリスト私物
教えてくれたのは… 小澤匡行さん
PROFILE
男性ファッション誌『UOMO』『MEN’S NON-NO』(集英社)や
カタログなどで活躍する編集者・ライター。著書にスニーカー文化
の発展の歴史を証言的に編集した『東京スニーカー史』(立東舎)、
『SNEAKERS』(スペースシャワーネットワーク)日本語監修など。
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