BOOKSのページを担当している編集カナイです。
本誌では主に新刊をご紹介しておりますが、「CLASSY.ONLINE」では新刊既刊問わず、
オススメ本をご紹介していきたいと思います。
(カナイの好みに偏ってしまうのはあしからずご了承下さいませ...)
第一回は三浦しをんさんの『風が強く吹いている』(新潮社)です。
お正月の風物詩、箱根駅伝を舞台にした青春小説です。
弱小大学が箱根を目指す、それもたった10人で。
無謀とも言える挑戦に向け「走り」出した彼らの熱い思いは、読んでいるこちらの胸も熱くしてくれます。
レースはそれぞれの回顧とともに進みますが、それこそ、始まってしまったらもうページをめくる手は止まりません。
脚に爆弾を抱える主人公ハイジが駆け抜けるゴールシーンは、泣いてもいい場所で読むことをオススメします。
"二度と走れなくなる"、それと引き替えにしてまでハイジが欲しかったものは一体何だったのでしょう。
そこまで彼らを駆り立てる箱根とは一体何なのでしょう。
早くも、来年の箱根駅伝が楽しみになる、そんな一冊です。